山とまちをつなぐギャラリー「人・木・人 ~to・ki・to~」はなぜ生まれたか、、、
「衣食住」の中で衣・食に関しては消費者に情報提供がされるようになってきました。
どこで生産されたのか、材料は何か。
野菜に関しては生産者の顔つき、フルネームつきにもなってきています。
それは生産者が自信を持って提供しているからであり消費者も安心します。
しかし、「住」に関してはまだまだ意識が薄いように感じます。
それは提供する側に問題があります。
実際に住まい手は一般的に住宅を建築される際、何十年ものローンを組まれます。
例えば35年ローン、月々10万円を支払い続けます。
一生で一番高価な買い物とも言えるでしょう。
その家は自分たちが一番肌に触れる場であり、大切な子供が床を舐めちゃったり。。。
安心ですか? 安全ですか?
安心の住宅づくりをしたい!
その想いから、山とまちをつなぐギャラリー「人・木・人 ~to・ki・to~」は生まれました。
住宅で最も使う材料は木材です。その木材の事をもっと知っていただきたい。
木材コーディネーターとしてできること。
「人・木・人ギャラリー」の使い方は様々であり、今後もいろんなカタチに変化していきます。
現状のカタチは、
・山に行けずとも森林や国産材の情報を知ることができる。
やま(生産者)とまち(消費者)の距離を身近にする「場」です。
安心の家づくりのために生産地へのご案内も致します。どうやって育てられているのか、どうやって加工されているのか。
自身が建てる家の材料を見に行きませんか?
・国産材って高いのでは、、、
多くの方がそう言われます。もちろん生産地によってはブランド化された木材もあります。
「人・木・人ギャラリー」では全国の木材コーディネーターネットワークが利用できます。
だから中間コストや流通コストも抑えれて安心の国産材を利用できるのです。
キッチンの扉の色は白でも何種類かあります。
木目調でも濃い色、薄い色と。
しかし、無垢の床材を使う場合、ただ単に杉材とか、ナラ材とか、選べても材種まで。
あとは届けられた材料を張るだけ。
ほとんどの工務店がこれが現状です。それが家のインテリアの大部分を占めてしまうのです。
単に杉といっても、、、
産地や一本の木の切る位置でも木目が違うのです。
インテリアも全然変わってきます。
生産地までこだわった家づくりをしませんか?
安心・安全の「家作り」、「木づかい」をしましょう。
環境面で考える「人・木・人ギャラリー」
国土の70%は森林です。
日本はほとんどの資源を外国に頼っています。
日本では、国産の木材があまり使われていません。
このため、
手入れが行き届かないヒノキ、スギなどの人工林が増えています。
植える、育てる、収穫する、上手に使うというサイクルがCO2をたっぷり吸収する元気な森をつくります。
「木づかい」とは、暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てるエコ活動です。
木を使うことから、すべてが始まります。
CO2の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させるためにも、国産材を使って森を育てることは大切なことです。
近年の豪雨による土砂崩れが多発しています。
山に保水力がないのです。
山が整備されないと下草も生えず木はしっかりと根を生やすこともできません。
細い木や根の張っていない木は土を育てず、結果土砂崩れを発生させてしまいます。
山とまちをつなぐギャラリー「人・木・人 ~to・ki・to~」
代表 橋詰 慎